第26回TOYO全国施工写真コンテスト ウォールマテリアル部門 入選賞
『玄関が道路から丸見えで、何か目かくしを考えたい。』ご新築後、そのようなご要望でご依頼いただいたS様邸。重々しくならないよう気をつけながら、明るい印象のエクステリアとなりました。
車を停めても綺麗なパーキングガーデン
駐車スペースの舗装材の種類を使い分け、車を停めても見た目を損なわないパーキングガーデンとなるようデザインしました。建物に使用している建材と色味を合わせ、ナチュラルで統一感ある雰囲気になりました。
限られたスペースでも植栽で明るい印象に
シンボルツリーには常緑性の樹木、シマトネリコを植えました。秩父でも冬に葉を残しやすいので、季節問わず楽しむ事が出来ます。常緑性なので、さり気ない目かくしにも効果的です。限られたスペースでも、樹木を植える事でお庭の完成度は一層増しますね。
下草をバランス良く配置
目かくしフェンスの足元にはローメンテな植物をチョイスして配置しました。樹脂フェンスやブロック積み門柱の足元にさり気なく植える事で、床とのつながりを緩やかにしてくれ、ナチュラルな印象のエクステリアになります。植栽はバランスが大切です。
玄関ポーチを有効な空間に
門柱には埋め込み式のポストを設置しました。玄関から出てすぐに取り出せる位置で雨の日も濡れにくくなるよう考えました。S様のお宅は玄関ポーチに部屋の掃き出し窓が面している為、タイルポーチを広めに作っています。この場所を有効に使う為にも目かくしは欠かせません。ベンチなどを置いて、通り過ぎる空間から、過ごせる空間へと変える事が出来ます。
デザイナー 舟山裕斗